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Oracle TimesTen Replication - TimesTen to TimesTen開発者および管理者ガイド
リリース6.0
B25769-02
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スタンバイ・マスター・データ・ストアの障害からのリカバリ

スタンバイ・マスター・データ・ストアの障害からリカバリするには、次のタスクを実行します。

  1. スタンバイ・マスター・データ・ストアの障害を検出します。
  2. RETURN TWOSAFEサービスが有効になっている場合にスタンバイ・マスター・データ・ストアで障害が発生すると、処理中のトランザクションはアクティブ・マスター・データ・ストアでコミットされなくなり、エラー8170「Receipt or commit acknowledgement not returned in the specified timeout interval」が発生します。このような状況が発生した場合は、localActionパラメータを2(COMMIT)に指定してttRepSyncSetプロシージャをコールして、トランザクションを再度コミットします。次に例を示します。
  3. call ttRepSyncSet( null, null, 2); 
    commit; 
    
  4. アクティブ・マスター・データ・ストアで、ttRepStateSave('FAILED', 'standby_store', 'host_name')を実行します。
  5. 次のいずれかの方法で、スタンバイ・マスター・データ・ストアをリカバリします。
    • スタンバイ・マスター・データ・ストアに接続します。これによって、ローカル・トランザクション・ログからのリカバリがトリガーされます。
    • アクティブ・マスター・データ・ストアからスタンバイ・マスター・データ・ストアを複製します。データ・ストアを複製するには、ttRepAdmin -duplicateユーティリティまたはttRepDuplicateEx C関数のいずれかを使用できます。
    • スタンバイ・マスター・データ・ストアが停止していた時間、およびアクティブ・マスター・データ・ストアから適用する必要があるトランザクション・ログの量によって、使用するリカバリの方法が決まります。

  6. ローカル・トランザクション・ログからスタンバイ・マスター・データ・ストアがリカバリされた場合は、レプリケーション・エージェントが再起動されていることを確認します。
  7. アクティブ・マスター・データ・ストアからスタンバイ・マスター・データ・ストアが複製された場合は、レプリケーション・エージェント・ポリシーを設定し、レプリケーション・エージェントを起動します。詳細は、「レプリケーション・エージェントの起動および停止」を参照してください。

    スタンバイ・マスター・データ・ストアは、アクティブ・マスター・データ・ストアで2つのマスター・データ・ストアの同期が確認された後でSTANDBY状態になります。

注意: スタンバイ・マスター・データ・ストアがSTANDBY状態になったことは、ttRepStateGetプロシージャを使用して確認できます。